シークレットゲーム -KILLER QUEEN-DEPTH EDITION-
基本情報
ブランド | FLAT |
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発売日 | 2009-04-24 |
公式サイト URL | http://flat-software2.com/SecretGame/ |
ブランドサイト URL | http://flat-software2.com/FLAT/ |
管理人お気に入り度 | A(大好き!) |
管理人おすすめ度 | B(興味があれば。) |
こんな方におすすめ
- 悲惨な状況でも優しさを忘れず頑張る主人公たちが見たい人
- とにかくボーカル曲が良いエロゲがやりたい人
こんな方は要注意
- 「今 H してる場合じゃないだろ」な場面がすごく気になる人
- デスゲームそのものを楽しみたい人
感想
デスゲームという舞台ながら綺麗なお話。当然、命を狙われたり危険な目に遭ったりするスリリングな場面もたくさんあるけれども、少なくとも主人公側にはいつも「人を信じる」「ずるはしない」というテーマ (≒ある人物の信念) が流れている。そのテーマを描ききることを重視するが故に展開が読みやすくなったりしまったりご都合主義になってしまったりといった場面もあった。思い入れの強いゲームではあるんだけど、やっぱり個人的にはデスゲームものはもっと理不尽な話であってほしいという意味で不満も大きい。
ヒロインは全体的に主人公の味方でないときのほうが魅力的に見えた。主人公と敵対していたときは (その結論が人として間違っているとしても) それぞれ自分の頭で考えて行動していたヒロインが主人公と親密になるにつれて「総一を信じる」と決断を主人公に委ねだすのは残念。これには主人公の行動理念や平和主義によるところも多分にあるのだけれども。
そういう意味では、終始日頃の鬱憤を晴らそうと暴れ回っていた長沢のほうが共感はできる。さすがにあそこまで極端にはなれないけど……。
なんだか不満ばかりになってしまったけれども、設定を生かしたスリリングな場面は先が気になるし、各ルート最後付近は緊張感もあって Good。ただ同じシリーズの他の作品 (キラークイーン、CODE:Revise、リベリオンズ) と比べてしまうと……という気持ち。
歌はめちゃくちゃにいいし、歌詞とストーリーの繋がりの距離感も「何気なく聞くこともできるし、繋がりを見出そうと思えばすぐに見出せる」と言うレベルでとてもちょうどいい。「トラワレビト」は個人的 No.1 エロゲソング。
投稿日: 2017-09-25