饗宴の赤 ~読心調教録~

基本情報

ブランドCLOCKUP
発売日2017-11-24
公式サイト URLhttp://clockup.net/aka/
ブランドサイト URLhttp://www.clockup.net/
管理人お気に入り度B+好き。
管理人おすすめ度B+興味があればぜひとも。
管理人プレイ時間36時間

こんな方におすすめ

  • 調教ものに興味がある人
  • 精神的な凌辱を重視する人
  • 堕ちた先よりも堕ちる過程重視の人

こんな方は要注意

  • きつめの陵辱に耐性がない人
  • 主人公に感情移入したい人

感想

「凌辱学園長/奴隷倶楽部 ~読心調教録~」の FHD リマスター版。ヒロイン4人+αがそれぞれの特質を利用され堕とされていく過程をじっくり楽しめる調教特化のフルプライス抜きゲー。重めの Taishi サウンドとりんごりんの歌がかっこいいOPを聞いて以前から興味を持っていたが、この度ついにプレイ。個人的には、Hシーンを通してヒロインが精神的に変容していく様子が描かれていることが抜きゲー寄りのエロゲの醍醐味だ。その点、ヒロインが「主人公に性的に調教され堕ちる」という同じような末路を辿りながら、その性格や体質、過去の経験によってまったく違った過程の心情変化が楽しめる本作品は非常に興味深い。

いわゆる「シナリオゲー」と呼ばれるようなエロゲの大半は、Hシーンで描かれるのはヒロインの変化そのものではなく、ヒロインと主人公の関係性が物語を通して変化した「結果」である(「シナリオゲー」という言い回しには個人的に若干の疑問があるが、他に適当な言葉が見当たらなかったのでご容赦願いたい)。また、純愛ではないがシナリオ上Hシーンが重要であるようなゲームにおいても、Hシーンで描かれるのはHのその先にある目的であったり、必要に迫られてやっていると分かっていても感じてしまう快楽であったりする。Hシーン自体で精神的な変容が描かれているシナリオゲーは私の知っている範囲ではあまりない。(清純な彼女が主人公が好きすぎて淫乱に! ぐらいはたまに見るけど。)

もちろんそういうゲームはそういうゲームで好きだし、私も普段はシナリオゲーと呼ばれるような作品をやることのほうが多い。だが、エロゲーマーの一人として、たまにはHシーンそのものに着目して楽しめるような作品もやってみたいという気持ちもある。

私の攻略順はのばら→郁美→莉子→優那→その他 END 回収。 お好みの順序で攻略すれば良いとは思うが、莉子は後半に回した方がその異常性が際立つので3~4番目を推奨。 優那は作品のテーマが一番よく表れているルートなので最初か最後がいいかも。 その他 END は展開的にもボリューム的にもおまけなので前に回したかったが、恐らく4人のルートをクリアしないと解放されない?

この作品はのばらルートを目的に購入したので真っ先にのばらを攻略。 プライドの高いお嬢様ながらメンタルも強く、簡単には堕ちないのが調教しがいのある点であり、魅力。 主人公もこう言っている。

その美しいまでに強靭な不屈の心が最後まで残ることを俺は望む。いや、そうなるように制御する。

でなければ、お前は牝奴隷としての価値はゼロに等しい。

彼女のエンディングは2つとも、彼女の気高き強さとちょっとした弱さが引き起こした悲惨な末路。 全国の紳士が上半身下半身ともに涙したことだろう。 個人的には品評会に出さないエンディングが昼ドラちっくな楽しみ方もできてすき。

次に攻略した郁美は、正直なところ最初はあまり食指が湧かなかったヒロイン。 しかしながら、堕ちるところまで堕ちてそれからさらに堕ちるキャラクターであることと、わりと心理描写がしっかりしてたことで興味深く読めた。 単に追い詰められて壊れるのではなく、追い詰められてから壊れるまでの逃避の心境がきちんと描写されているところが大きい。 また、眼鏡に関する描写が信頼の塊だ。 初っ端から2シーン連続で眼鏡を汚す描写を入れ、郁美の心の声でも「顔に…頭に…」の後に「眼鏡に…」と続ける。 顔や頭とほぼ同等に眼鏡を扱っていると言っても過言ではない(?)。 眼鏡キャラには顔射をせよという昔の偉い人の言葉を忠実に守る様は非常に好感が持てる。

莉子はただの電波かと思いきや意外と賢く、でもやっぱり電波な子だった。こういう変なロリキャラは好き。 その莉子に女王様の素質を見出した主人公も好き。 彼女は1回目の品評会までとそれ以降でプレイの傾向がかなり変わる。 前半のロリ的な可愛らしさを推したプレイも後半のSMも、傾向としてかなり違っていながらどちらも納得できる。 その家庭環境から愛情に飢えており常に意味不明な心の声を垂れ流す莉子が、後半になるにつれて少しだけ普通の女の子のようになっていくところも切ない。 莉子の END は両方ともお勧めできるので、ぜひネタバレを見ずにプレイしてほしい。 莉子というキャラクター単体の心情としても、主人公とのカップリングとしても興味深い。

最後はメイン格と思われる優那。シーン数も他のキャラクターより若干多い。 この手のゲームで主人公に恋をしているタイプのヒロインはどうなのだろうかと思っていたところもあったが、主人公が裏切ってから一気に面白くなった。 彼女のストーリーは序盤のうちからおおよそ予想がつくものだが、その過程が丁寧に穴埋めされていくのはそれはそれで心地良かった。 天涯孤独ゆえ、愛する誰かにとってかけがえのない存在になりたかった。 そんな彼女の甘い夢が残酷なまでに利用される様をご覧あれ。 ヒロイン4人の中では最も「普通の女の子」だった彼女は、2つある END のどちらでも「普通の女の子」ではなくなってしまう。 主人公の調教で「普通の女の子」にほんの少し近づく莉子とは対極の存在とも言える。 ちなみに END によって壊れ方の方向性がまったく異なるヒロインでもあるので、END は両方見てほしい。

そのほか、複数ヒロインを攻略するおまけのルートが2つほどあるが、堕とす過程は重視されておらず本当におまけ程度。 あくまでヒロインの特質を利用してじっくり堕とすのが本作ということで、てっとり早く済ませる堕とし方はメインではない、ということだろう。

のばら以外のヒロインのルートを楽しめるかとても不安だったが、終わってみれば全ルート同じように楽しめていた。 痛い系のシーンもいくつかはあるが基本的に精神的な調教が重視されているので、凌辱ゲーデビューにもお勧め。

投稿日: 2022-02-23

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