ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-
基本情報
ブランド | きゃべつそふと |
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発売日 | 2022-07-29 |
公式サイト URL | http://cabbage-soft.com/ |
ブランドサイト URL | http://cabbage-soft.com/ |
管理人お気に入り度 | B(好きかも。) |
管理人おすすめ度 | B(興味があれば。) |
管理人プレイ時間 | 54時間 |
こんな方におすすめ
- 可愛い絵のどシリアスな話が読みたい人
- 叙述トリックを楽しみたい人
- 変化球を交えつつ平和を目指す話が読みたい人
こんな方は要注意
- 恋愛描写やいちゃラブが見たい人
- バトルで熱くなりたい人
感想
ペガサス組中心とする登場人物たちが、たとえ綺麗事と言われようとも理想に向かって突き進む姿が美しかった。譲れない理想は相手に押し付けつつも、その一方で現実と折り合いをつけながら着実に進もうとするのも良い。 しかしそれがメインとなるのはあくまで中盤あたりで、終盤になるとまた別のテーマがメインになる。布石は打たれていたので唐突感はないものの、それまでの盛り上がりを考えると蛇足感を覚えてしまう。そういうわけで、物語が終息するにつれてこの作品が表現しようとしたことと自分の見たかったものがだんだんずれていってしまい、面白いとは思いつつも話に没入しきれなかったところもある。
デートや H シーンといった恋愛周りの描写が全部別エピソードとして隔離されていたのは賛否両論そう。(Hシーンがほとんど隔離されていたという意味では彩頃もそうかもしれないが) 個人的にはどちらでもよいのだが、それよりかはヒロイン別の分岐が少なすぎたことのほうが気になった。 選んだヒロインが違うのなら、たとえ同じような流れのシーンでも好きな子とだけアイコンタクトを交わすとか、皆と一緒にいても会話中の言葉選びがちょっと変わるとかはあるはず。 ヒロイン別のイベント以外何も文章が変わらないと、ヒロインとの関係性が変化したという実感に乏しい。
まあ、ヒロインとの関係性の変化はこの作品でやりたかったことではないだろうし、シリアス展開の間にそういうイベントを挟むのは無粋、という判断を優先したのかもしれない。
投稿日: 2022-10-10