ChronoBox -クロノボックス-
基本情報
ブランド | NO BRAND |
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発売日 | 2017-05-26 |
公式サイト URL | http://product.hobibox.net/nobrandxxx/ |
ブランドサイト URL | http://product.hobibox.net/nobrandxxx/ |
管理人お気に入り度 | A(大好き!) |
管理人おすすめ度 | B+(興味があればぜひとも。) |
管理人プレイ時間 | 20時間 |
こんな方におすすめ
- 伏線を読み解きたい人
- グロや狂気といった刺激的な描写を求めている人
- 淫語好き
こんな方は要注意
- 淫語で萎える人
- ヒロインと幸せになりたい人
感想
終盤になるまで本当に意味がわからないまま進んでいくが、意味がわからないなりにヒントらしきものは散りばめられており、気になってどんどん先に進めたくなる作品だった。紙芝居ゲーという媒体をフルに生かした演出には驚かされた。結末は納得できるものではあったが、その結末の根拠となった設定の描写にもっと尺を割いてくれればより感情が揺さぶられただろうな、とも思う。
伏線としての演出、キャラクターの感情表現としての演出、画面の向こうにいるプレイヤーの感情 (主に恐怖) を煽る演出、すべてにこだわって作られたことが伺える。 終盤にある設定が明かされた時は、あんなにはっきり表現されていたのになんで気づかなかったんだろう悔しくなるほどだった。 先の展開や登場人物の発言の背後にある事情を色々想像しながら進めるのが好きな人 (で、多少の陵辱・グロ耐性はある人) におすすめしたい。
ヒロインも可愛い。序盤〜中盤は日常シーンも多く、刺激的なシーンも限られているので時々飽きそうになったが、プレイを止めてしまうところまではいかなかったのはヒロインたちの可愛さのおかげかと思う (ただし皆ギャグセンスは古め)。登場人物が多く話もそれほど長くないためそれぞれにスポットライトが当たる時間が短いが、皆しっかり印象を残してくれた 。中には途中から印象が変わるヒロインもいて、声優さんの演技の違いにも注目。
個人的に、この手の終始ダークな雰囲気で終盤に一気に謎が明かされるタイプのエロゲは、肝心の終盤に明かされる設定がご都合主義気味に感じることが多い (それでも好きなものは好きなのであまり悪くは思わないのだが)。本作もその傾向はあるのだが、序盤〜中盤に張られた伏線の数や明るい日常シーンにどこか漂う空虚さから、あまり不自然には感じずに済んだ。
多少実世界で忙しくなっても、こういうエロゲが出る限りエロゲは止められないなあ。
投稿日: 2020-09-20